大会形式
・”The World Spintop Champion”は、3分間の音楽を用いた演技によって選出される。
・決勝に進む人数は会場の規模や時間の関係次第である。
・予選が行われる場合は、予選演技は3分間までとし、決勝と同じ演目を用いることを認める。
音楽について
音楽の開始から3分ちょうどでストップ(カットアウト)します。前奏部分など演技をしない時間を3分間に含めたくない場合は曲を編集してください。オンラインコンテストとは異なり、音楽のスタートから180秒を演技時間としてカウントしますので、演技をしない前奏を3分に含めない、などの個別の対応はできません。
音楽が止まった状態以降の演技は加点対象とならず、またミュージカリティ、もしくはショーマンシップの観点から減点の対象になり得ることを注意してください。
こまの種類について
・オープン部門においては、こまの制限を設けない。ベアリングの有無、サイズ、数などを問わない。
・トラディショナル部門においては、木製で、中空ではないこまを用いることとする。
・予備のこまの数は上限を設けないが、舞台上で用いることができるこまは、演技開始前に舞台上に用意されたこまのみである。
・演技中に舞台から落下したこまは、演技中に再度使用することはできない。
・演技中のアシスタントなどはこれを認めない。
ジャッジシステム
・オープン部門では、「テクニカル」「ミュージカリティ」「コントロール」「ショーマンシップ」の4項目で採点を行い、それぞれ85点、5点、5点、5点の配点とする。
・トラディショナル部門では、「テクニカル」「ミュージカリティ」「コントロール」「ショーマンシップ」の4項目で採点を行い、それぞれ70点、10点、10点、10点の配点とする。
テクニカルスコア
・採点対象となるのは、成功したトリックのみである。
・ジャッジは、トリック1つに対して、難易度、リスク、オリジナリティを考慮して1〜6ポイントをつける。
・コンボ技は、ジャッジの判断で2つ以上のトリックとして判断されることもあるし、1つのトリックとして判断されることもある。
・2回以上繰り返して行われたトリックは、1回目に行われた時よりも少ないポイントが与えられる。
・4回以上繰り返して行われたトリックは、4回目以降からポイントが与えられない。なお、繰り返すことで難易度が上がっていくトリックなどは、ジャッジの判断で4回目以降もポイントが与えられる可能性がある。
・トリックの詰め込み構成よりも、格別に優れたトリック1つを行うことを奨励するために、そうしたトリックに対しては、ジャッジの判断で与えるポイントを倍にすることがある。
・テクニカルスコアはノーマライズされる。
パフォーマンススコア
「ミュージカリティ」
以下、採点の際のポイントとなる一例、括弧内はトラディショナル部門の点数例
・音楽を流している意味がある演技が加点対象。こまを用いていない、単なるダンスなどはこの項目での採点対象外となる。
0点→音楽を意識しておらず、ただ流している
1点(2点)→音楽の始まりと終わりを意識している
2点(4点)→演技中に数回、点で音に合った動きが見られる
3点(6点)→演技中に数回、数秒間ずっと音に合った動きが見られる
4点(8点)→演技中に頻繁に、音に合った動きが見られる
5点(10点)→演技中の大半で、音に合った動きが見られる
「コントロール」
・身体やこま、紐の動きが洗練されている演技が加点対象。
以下、採点の際のポイントとなる例、括弧内はトラディショナル部門の例
0点→ただ棒立ちで
1点(2点)→足がもつれることなどなく演技が行えている
2点(4点)→紐が絡むことなどなく演技が行えている
3点(6点)→紐やこまの軌道がスムーズであるもの
4点(8点)→ただ技をこなすだけでなく、効果的な身体の使い方がなされているもの
5点→(10点)演技中の大半で、予定通りの動きが見られる
「ショーマンシップ」
・舞台上での立ち振る舞いや、全体としてテーマなどが見られ、観客を惹き付けられる演技が加点対象。なお、トラディショナル部門においては、伝統的な要素を考慮して採点を行う。
以下、採点の際のポイントとなる例、括弧内はトラディショナル部門の例
0点→舞台上での立ち振る舞いが無礼なもの
1点(2点)→舞台に立っているという意識が見られるもの
2点(4点)→表情の管理をはじめとして、演技のテーマを表現しようとしているもの
3点(6点)→演技中の一部で演技のテーマが感じられるもの
4点(8点)→演技中に何度か演技のテーマが感じられ、観客を少し惹きつけているもの
5点(10点)→全体でテーマが感じられ、観客の大半を引きつけられるもの
大会のルール、結果についてはジャッジの下した判断が最終的なものとなる。